神戸ユース・ジャズオーケストラ。メンバー募集中

小説「アンフォゲッタブル」には実在のジャズミュージシャンたちが登場します。中高生のジャズ楽団「神戸ユース・ジャズオーケストラ」もそのひとつです。
神戸ユース・ジャズオーケストラ。メンバーとコーチ。


ジャズをテーマに書いたきっかけは、ミュージシャンの広瀬未来・高橋知道両名との出会いがそもそもではありますが、その先にあった新たな出会いによって、神戸のジャズをテーマにしよう」という強い動機がうまれました。それは彼らがコーチを勤める中高生たちの演奏であり、「ジャパン・ステューデント・ジャズフェスティバル」での熱演でした。


メンバーと広瀬未来プロ+先輩(大学生)。パートごとに指導役がいる充実感。
夏に神戸で開催されている。ジャパン・ステューデント・ジャズフェスティバルは1985年にはじまり、2019年で第35回目。(1998年からがコンテスト形式)。ほとんどの年度、兵庫県の中高生がグランプリにあたる神戸市長賞を獲り続けている。

フェスでの熱演
それ以来、中高生たちの演奏会や練習にも足を運び、彼らの息吹を感じる事に励みました。高砂高校も訪問し、部室に入れてもらい、その場で2曲演奏してもらいました。
フェスで常に上位賞を獲り続ける高砂高校ジャズ部。映画「スウィング・ガールズ」のモデルにもなった。部室は楽しさにあふれている。




ユース・ジャズオーケストラは今やスケジュール過密。
いろいろなところから声がかかる。この動画は神戸ジャズ・デイでの出番です


小説ではジャムセッションの楽しさを描きました。彼らの練習曲にウェザー・リポートの「バードランド」がありますが、それをジャムセッションへ突入させたのです。十代の若者においては「アンサンブル+ちょっとだけソロ演奏」というのが実際ですが、そこは小説。プロも驚く自由自在なアドリブが連続します。

小説の後半に、ジャズクラブでのジャムセッションシーンがあります。プロの舞台で。高校生たちは舞台袖で聴いているのですが、曲が「バードランド」になったとき、舞台から広瀬未来が「君らも上がっておいで」と高校生を誘います。このシーンを思いついた事は幸せでした。舞台へ飛び出して行く女子高生ふたりの、からだ全体からあふれる喜びを書くとき、自分人も、とても幸せだったからです。
舞台のドラマーは、神戸にやって来た本物のウェザーリポートであるピーターアースキンだったんですから。小説だから、架空だから書けたことではありますが、現実が想像を追いかけることは多々あります。ほんとうに実現するかもしれませんよ。


さて、神戸ユース・ジャズオーケストラは随時メンバー募集しています。ジャズをやってみたいけれど学校のジャズ部がない中高生、見学に行ってみてください。仲間になりたくなること請け合いです。


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