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スマイルジャパン、五輪前最後の大会はドイツ、チェコ戦全勝。勢いに乗って平昌入り。

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スマイルジャパン、世界トップレベルのロシア(昨年末)、ドイツ、チェコ(1月の国際壮行試合)と5連勝中。
アイスホッケーはベンチ入り22人です。 フォワードが3人(センターと左右)×4セット、ディフェンスが2人(左右)×3セット、ゴールキーパーが2人。ほぼ全員が試合に出ます。学生リーグや下部リーグでは1stセットから力のある順に2ndセット、3rdセット(4まであるチームは少ない)となりますが、トップランクのチームでは戦略的にセットを組みます。たとえば1stは「チェッキングライン」。とにかく走り回って、相手を前に出させない、または相手エースをつぶす。2ndは得点力の高い選手を入れてガツガツ仕掛ける。3rd、4thは守備力を上げて試合を安定させる。というようなことです。もちろんアイスホッケーだから臨機応変、一瞬のチャンスはいっぱいあるけど、相手セットを見ながら対応を考えていきます。この作戦をやるためには、力の落ちる選手がいないことが必須なのですね。いまのスマイルジャパンは22人、誰ひとりヘタな選手がいません。とくにスケーティング。腰が低く、ターンやバックスケーティング、クロススケーティングが上手い(とくにディフェンス陣の安定感・・と僕は感心している)。力強いスケーティングによって、スペースへすっと動き、パスレシーブが正確にできる。アイスホッケーはただ前に行けばいいように思うかもしれませんが(下手なチームはそうなってしまうのですが)、戦術的に試合を組み立てるなら、動き出しと正確なパスレシーブが決め手となるのです。プロはパスをほとんどミスしません(アマチュアはぽろぽろこぼす)。 まず、オリンピックはここが試合の見どころです。 トップレベルの試合が面白いのは双方プレイが正確なので、格闘技的要素にボールゲームの楽しさが加わるということですね。サッカーでもそうでしょう。ゴール前に放り込んでヘディング勝負だけの試合は面白くない。バルセロナのイニエスタ、メッシ、ネイマール(移籍したけど)の細かいパスなんか拍手したくなる。 正確なプレイは疲労も少なくなる。試合終盤になっても走り続け、相手が疲れたところで攻め立てる。そんな戦術をとれるチームになりました。 平昌オリンピック本番の予選はリーグスウェーデンとスイス、勝てば準決勝・決勝はおそらくアメリカとカナダ。 世界トップレベルと戦える準備…

五輪は平和の祭典。朝鮮南北合同チームもがんばって、と言いたいところですが

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オリンピックは平和の祭典。女子アイスホッケー朝鮮南北合同チームもがんばって、と言いたいところですが心配。
平昌オリンピックの出場チームは世界ランク上位は予選免除、下位が予選を行って出場権を獲得しました。 現在はアメリカ、カナダの2強、日本を含む他の5チームは団子状態。どこがメダルに食い込むか、2強を食う可能性はあるか、という状況です。 韓国だけは地元枠で予選免除。そして、はっきり言って弱い。 その上、政治決断の急造チームでまとめるのも難しい。 元々、サイズの小さいアジアのチームが勝つことが難しいスポーツな上に、この状況なのです。
日本は外国に勝つため 「最後まで走る体力」 「パスの多用」 「プレイの正確さ」を徹底的に鍛えてきました。 スマイルジャパンはスケーティング技術、パスレシーブの正確性が格段に上がっています。 外国選手に勝つために、この基礎が必須なのです。 ラグビーワールドカップで日本が南アフリカに勝った前提として徹底的な体力アップをしました。これと同じです。 今のスマイルジャパンの選手は、半端ないほどの筋肉質です。体力なら朝鮮半島の選手もたくましいでしょうが(女子アイスホッケーは男子に認められる「ボディチェック」がルールで禁止されています。当たりに行けません、でも)大きな選手にからだを寄せられるとパックを奪われてしまう。日本は寄せられる前にパス戦術でゲームを組み立てるスタイルをだいぶ確立しました。 これにはソチの敗戦以降、4年という時間がかかりました。 「パスで行こう」と決めても簡単じゃない。 アイスホッケーはスピードが速い上にパスは複雑です。 複雑だからこそクリエイティブで見ていて楽しいのですが、急造チームでは難しいのです。

日本の緒戦はスウェーデン、実力は拮抗。 勝てる可能性はじゅうぶんあります。 男子スウェーデンは世界1になるほど強いですが、女子なら勝てる!  スイスも同じ。 予選リーグで2位になれば決勝トーナメント進出ですが、1勝1敗なら3チームの総得点で決まります。そこで3チームとも対戦する朝鮮合同チームが鍵となるのです。そこで何点獲れるか。 実績からすれば、朝鮮チームはランクが下。日本対韓国は過去7試合で日本が全勝。総得点も日本が100点以上で韓国は1点。行動チームは準備時間もないのでおそらく、シンプルな「走ってシュートしてリバウンド」といったプレイに落ち着くでしょうが、とはいえ、試合とい…

連載小説「スマイル」はじまりました。

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アイスホッケーに青春を燃やす女子アスリートの物語。とお題目はアスリート小説っぽいですが、怪しい人間は(もちろん)いっぱい出てきます。陰謀まみれ、ドッタンバッタン、サスペンス、ラブストーリーあり。そんな中、主人公のアンはスポーツに一心不乱。その心が策略に光をあて、人の心にも光があたります。

あらすじ アメリカでアイスホッケーに出会った六瓢庵(ムヒョウアン)は、ジュニアを経て全米大学選手権でも活躍する。日本代表「スマイルジャパン」はアンを帰国させるが、期待されたソチオリンピックは全敗、アンが所属する社会人チームのピンクラビッツも、親会社の経営不振で解散の危機に瀕する。 アンの祖父で元ミツホシ財団専務理事の六瓢伊織は一策をひねり出す。ひとつの試合に勝ちさえすれば西部を救済しチームが残るというのだ。ところが対戦相手はアメリカの男子プロのロサンゼルス・キングズ。茶番にも思えるマッチメイクだったがスマイルジャパンは大奮闘。八百長さえ仕組むラスベガスの思惑で乱戦となる中、試合は手に汗握る展開。そして結末。アンたちは策を弄したオトナ達の想像を超え、夢物語を紡いだのであった。 アスリート、ビジネスマン、ギャンブラー、料理人、ハリウッドセレブ。一所懸命こそが人生。そこには愛がある。