作家冥利に尽きる話3 地元の書店さん



三省堂京都駅店のH氏。笑顔。
メグル、売れてるぞ! 
「秘剣こいわらい」の主人公ワニメグルと妄想で浮かれる著者であります。
2ヶ月前は100%妄想会話であったのですが、驚くなかれ、やや現実化してきたのであります。
京都駅地下の三省堂さん。私を奥の部屋へ引っ張っぱりこんだのです。文庫担当のH氏の目が輝いておりました。
それもそのはず。
「150冊仕入れて133冊売れてしまいました」
ひと月で9割の消化であります!

メグルの地元、京都で売れているのはうれしい限り。


「メグル、おまえけっこう有名人」
「照れるし」
「街歩くの、マスクとサングラスやな」
主人公は架空の人なので、ひとり芝居をするワタシです。
アホであります。

妄想はともかく、
こんなふうに売れて喜んでいただいている書店があります。
売れていない書店もいっぱいあります。
分析するに、メグルの物語を読んだ書店員さんは、だいたいうれしがって7面展開とかしてくれるのです。

メグルには書店員さんをうれしがらせる才能がある模様です。
「おい、メグル、もっといろいろな本屋さんにお前の魅力を伝えよう」
「何したらええん?」
「そやな、棒振り回すのは小説だけでええし。パンチラでもするか」
「アホクサ。そんなことではろくな小説書かれへんで」
「そ、そうか。すまん」


メグルは小学生も後期高齢者も喜ばせています。
「お前変わってんな」
「どこが?」
「おじさんキラーで少女趣味」
「少女趣味はアンタやろが」
「いや、それは・・」

こんな妄想ができるのも、登場人物を自由にひねり出せる作家ならではであります。
物語空間は宇宙と同じ。
続く
明日は大阪天王寺編

文壇BARで飲みながら書きました。
今週金曜日までやっております。

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